野良考古学研究所プロジェクト第1弾のお知らせ
- 野良考古学研究所
- 2022年3月24日
- 読了時間: 2分
野良考古学研究所プロジェクト第1弾のおしらせ
野良考古学研究所は、開所から幾ばくか歳月が経過してしまいましたが、ようやくプロジェクトも始動できる準備が整いました。そのプロジェクト第1弾としては、やはり地元佐賀のことを何かやりたい、そして弥生時代のことをやりたいと模索して参りました。その背景としましては、昨今、急激に世代交代が進む考古学・埋蔵文化財の世界で、新世代の活躍が期待される一方、人手不足、特に弥生時代研究者不足という現実がございます。もちろん、佐賀には、旧石器時代から近代までの埋蔵文化財が多数存在していますが、やはり、佐賀を代表する遺跡の1つには、弥生時代の吉野ヶ里遺跡がございます。従いまして、弥生時代研究における新世代のアシストをこの佐賀から発信すべく、今回のプロジェクトを立ち上げました。
その第1弾としまして、佐賀の弥生時代研究について、佐賀以外の弥生時代研究者の方々はどのような期待を持たれているのか、また、佐賀の弥生時代研究における先学の方々は、次の世代に何を期待されているのか、そういう思いに耳を傾けるプロジェクトに致しました。
このプロジェクトは、多くの課題を新世代に突き付けることになるでしょう。ですが、そうした課題に応えていくことも新世代の役割です。もちろん、新世代には、これから大学で研究に着手する方も含まれます。そのような新世代に期待という課題を指摘していただくことも、佐賀の弥生時代研究のおける未来に繋がっていきます。
考古学は未来を考える学問です。佐賀の弥生時代研究における未来についても一緒に考えましょう。
本プロジェクトの成果は、最終的には論集として纏めますが、やはり声は耳で聴くことも大事であるため、Zoom meetingを使用した講座を行います。2022年度は計6回の講座を予定しております。一応、2022年度だけの予定にしておりますが、状況を見て、2023年度にも計画することを考えております。
皆さんの佐賀弥生時代研究における熱き思いをよろしくお願いいたします。
野良考古学研究所
所長 徳富孔一

Comments