202008新着本－国内書－

202008新着本－国内書－

2020年８月に届きました国内書です。

〇菊池徹夫（編）1996『考古学から見る邪馬台国』雄山閣

目次

口絵

はじめに

・菊池徹夫「「倭人伝」と考古学－開講にあたって－」pp.9-20.

　本講座の構成

　文献史料「魏志倭人伝」と考古学

　『魏志』倭人伝　原文

・佐々木幹雄「邪馬台国への道程－倭のクニグニとその風景－」pp.21-50.

　「魏志倭人伝」の価値

　倭のクニグニー位置と広がり－

　倭のクニグニの広がり

　広がりの理解

　倭の風景－自然と環境－

　倭の風景－生産活動－

　人々の暮らし　

・市毛勲「邪馬台国の習俗－顔面赤彩色と顔面入墨－」pp.51-61.

　『倭人伝』にみる身体装飾

　顔面彩色の風習

　顔面入墨

　顔料の種類

・車崎正彦「鏡と玉と金印－三角縁神獣鏡の謎－」pp.63-96.

　「魏志倭人伝」の舞台

　女王卑弥呼

　倭の献上品

　金印と銀印

　魏の下賜品

　倭人伝と考古学

　銅出徐州、師出洛陽

　同笵簿鏡論

　汝に好き物を賜う

　魏の鏡

　銅鏡百枚

・橋本博文「女王国と卑弥呼の宮室－吉野ヶ里遺跡の世界－」pp.97-116.

　日本の環濠集落のルーツ

　吉野ヶ里遺跡の世界

　いわゆる「魏志倭人伝」に見る卑弥呼の館

　最近の弥生時代居館研究の成果から

・小川貴司「卑弥呼の墓－弥生墓から前方後円墳へ－」pp.117-144.

　「『魏書』東夷伝倭人条」記載の解釈

　古墳時代へ向けて階級の出現と展開－弥生時代の墓の全体像－

　前方後円形の出現

・岡内三眞「東アジアの中の邪馬台国」pp.145-161.

　文献資料と考古学資料の特徴と限界

　東アジアの動静と楽浪・帯方郡

　卑弥呼の外交

　金印紫綬・銀印青綬と冊封体制

・「座談会　考古学から見る邪馬台国」pp.163-219.

参考文献

あとがき

執筆者紹介

〇大塚初重・戸沢充則・佐原真（編）1978『日本考古学を学ぶ』（１）日本考古学の基礎　有斐閣

目次

はしがき

Ⅰ　考古学とはどんな学問か

　・横山浩一「考古学とはどんな学問か」pp.2-10.

　　１　考古学の定義

　　２　考古学はなぜ必要か

　　３　考古学のむつかしさ

　　参考文献

Ⅱ　考古学研究の基礎的方法

　１．田中琢「型式学の問題」pp.12-23.

　　１　型式学と編年

　　２　型式・形式・様式・文化

　　参考文献

　２．勅使河原彰「時代区分論」pp.24-35.

　　１　年代と時期区分

　　２　時期区分についての基本的な考え方

　　３　考古学における時期区分

　　４　日本考古学の時期区分

　　参考文献

　３．小野昭「分布論」pp.36-47.

　　はじめに　

　　１　分布の概念分析

　　２　分布論の具体化

　　３　分布論の課題

　　参考文献　

Ⅲ　日本考古学史とその背景

　・戸沢充則「日本考古学史とその背景」pp.50-62.

　　１　考古学史の視点

　　２　黎明期の日本考古学

　　３　実証主義的考古学の確立

　　４　科学的原始・古代史研究の基礎

　　参考文献

Ⅳ　日本考古学の現状と課題

　１．安蒜政雄「先土器時代の研究」pp.64-78.

　　１　研究の歩み

　　２　遺跡の構造

　　３　先土器時代の地域と文化

　　参考文献

　２．堀越正行「縄文時代の研究」pp.79-92.

　　１　戦後の縄文時代研究の動向

　　２　土器出現期の問題

　　３　縄文時代の生業

　　４　集落をとりまく問題

　　参考文献

　３．高倉洋彰「弥生時代の研究」pp.93-105.

　　１　戦後の弥生時代研究の動向

　　２　弥生人の社会

　　３　弥生人の生活と文化

　　参考文献

　４．間壁忠彦「古墳時代の研究」pp.106-118.

　　１　戦後の古墳時代研究の動向

　　２　古墳時代の生産と文化

　　３　古墳時代研究の今後の問題

　　参考文献

　５．佐藤興治「歴史時代の考古学的研究」pp.119-141.

　　１　歴史考古学の役割

　　２　歴史考古学の発達と課題

　　３　都城・官衙・寺院跡研究の現状と課題

　　参考文献

Ⅴ　日本考古学における編年研究の成果

　１．鈴木次郎・矢島国雄「先土器時代の石器群とその編年」pp.144-169.

　　１　先土器時代の石器群

　　２　関東ローム層の区分と石器群の編年

　　３　南関東の先土器時代石器群の編年

　　４　全国的な編年に向けて

　　参考文献

　２．安孫子昭二「縄文式土器の型式と編年」pp.170-188.

　　１　編年研究の歩み

　　２　編年研究の方法と問題点

　　３　縄文式土器の編年と時代の変遷

　　参考文献

　３．工楽善通「弥生土器の様式と編年」pp.189-209.

　　１　編年研究の歩み

　　２　弥生土器の編年とその推移

　　参考文献

　４．大塚初重「土師器・須恵器の編年とその時代」pp.211-240.

　　１　土師器の名称と性格

　　２　土師器編年の現状と問題点

　　３　須恵器編年の現状と問題点

　　参考文献

　５．今井堯「古墳の様相とその変遷」pp.241-276.

　　１　古墳編年の意義と指標

　　２　第一期の古墳

　　３　第二期の古墳

　　４　第三期の古墳

　　５　第四期の古墳

　　６　第五期の古墳

　　７　第六期の古墳

　　８　第七期の古墳

　　９　第八期の古墳

　　参考文献

索引

〇小林敏明2007『廣松渉－近代の超克』講談社

目次

序章　乗り越えへの希求

　１　難解な文体の起源をめぐって

　２　宣言する思想

　３　郷里を出る知の型

第１章　近代という問題系

　１　市民社会とネーション

　２　機械的合理主義

　３　アトミズムと主観・客観の分離

第２章　マルクス主義の地平

　１　疎外論から物象化論へ

　２　世界の共同主観的存在構造

　３　役割行為から権力へ

第３章　日本思想の中の廣松渉

　１　京都学派批判の意味するもの

　２　近代主義の近代観

　３　近代の超克のパラドックス

参考文献

廣松渉略歴

読書案内

あとがき

〇中尾央・松木武彦・三中信宏（編著）2017『文化進化の考古学』勁草書房

目次

中尾央・松木武彦「はじめに」pp.i-viii.

第１章　井原泰雄「現代的な文化進化の理論」pp.1-34.

　１・１　文化進化

　１・２　中立的な文化進化

　１・３　適応的な文化進化

　１・４　結論

第２章　田村光平・有松唯・山口雄治・松本直子「遠賀川式土器の楕円フーリエ解析」pp.35-62.

　２・１　土器の文化進化研究

　２・２　弥生時代のはじまりと遠賀川式土器

　２・３　解析手法

　２・４　解析結果と考察

第３章　田村光平・松木武彦「幾何学的形態測定学による前方後円墳の墳丘形態の定量的解析」pp.63-88.

　３・１　前方後円墳の文化進化

　３・２　方法と分析

　３・３　数理的アプローチによる古墳研究の今後

第４章　中川朋美・中尾央「戦争と人類進化－受傷人骨の視点から－」pp.89-124.

　４・１　戦争と進化

　４・２　縄文時代における戦争

　４・３　弥生時代における戦争

　４・４　ヨーロッパ中石器時代における戦争

　４・５　戦争と人類進化－戦争の（歴史的）原因究明に向けて

第５章　三中信宏「考古学は進化学から何を学んだか？」pp.125-165.

　５・１　文化系統鄂曼荼羅再訪－ロジックとグラフィックのはざまで

　５・２　バシュフォード・ディーンの考古学的系統ダイアグラム

　５・３　オスカル・モンテリウスの型式学と比較形態学

　５・４　文化構築物形態の数理と統計学－もう一つの並行性

　５・５　附件的な文化体系学をめざして

中尾央「おわりに」pp.166-176.

補遺　野下浩司・田村光平「幾何学的形態測定学とＲを使った解析例」pp.216-177.

索引

執筆者紹介

〇国立歴史民俗博物館・松木武彦・福永伸哉・佐々木憲一（編）2020『日本の古墳はなぜ巨大なのか－古代モニュメントの比較考古学－』吉川弘文館

目次

松木武彦「はじめに－古代モニュメントの比較考古学－」pp.1-3.

第１部　世界の先史モニュメントとその社会

　・近藤二郎「エジプト古王国時代の巨大ピラミッド」pp.6-19.

　　はじめに

　　Ⅰ　最古のピラミッド－階段ピラミッド－

　　Ⅱ　セケムケト王の未完成階段ピラミッド

　　Ⅲ　マイドゥームの崩れピラミッド

　　Ⅳ　スネフェル王の２基のピラミッド－屈折ピラミッドと赤ピラミッド－

　　Ⅴ　アル＝ギーザの３大ピラミッドと太陽信仰の中心地ヘリオポリス

　　Ⅵ　なぜピラミッドは造営されたか－その形状の変遷から背景を考える－

　・林俊雄「ユーラシア草原の大型墳墓－草原の古墳時代－」pp.20-53.

　　はじめに

　　Ⅰ　ヒルギスールと鹿石

　　Ⅱ　馬を大量に生贄にする「王墓」

　　Ⅲ　最古のスキタイの王陵－トゥバのアルジャン古墳群－

　　Ⅳ　ハカシア、アルタイの大型墳墓

　　Ⅴ　カザフスタンの大型墳墓

　　　１　東カザフスタン州

　　　２　天山北麓のジェティスー（セミレチエ、七河地方）

　　　３　カザフスタン西北部

　　Ⅵ　匈奴の王侯墓

　　おわりに

　・関雄二「アンデス文明におけるモニュメントと権力生成」pp54-69.

　　はじめに

　　Ⅰ　権力の萌芽－アンデスの神殿はどのようして生まれたのか？－

　　Ⅱ　神殿埋葬から神殿更新へ

　　Ⅲ　神殿更新のメカニズム

　　　１　実践論の導入

　　　２　神殿更新論と実践論

　　Ⅳ　アンデスにおける権力生成

　・杉山三郎「古代メソアメリカのモニュメント－象徴する世界観と王権－」pp.70-91.

　　はじめに

　　Ⅰ　メソアメリカにおけるモニュメントと社会階層化

　　Ⅱ　テオティワカンのモニュメント

　　　１　「月のピラミッド」

　　　２　「太陽のピラミッド」

　　　３　「城塞」と「羽毛の蛇神殿」

　　Ⅲ　古代計画都市のモニュメント性と機能

　　おわりに

　・佐々木憲一「北アメリカ先史時代のモニュメント」pp.92-125.

　　はじめに

　　Ⅰ　ホプウェル文化

　　　１　オハイオ州マウンド・シティ Mound City 遺跡

　　　２　オハイオ州サイプ Seip 土塁遺跡

　　　３　オハイオ州ホプウェル Hopewell 遺跡

　　　４　オハイオ州ニューアーク Newark 土塁遺跡群

　　　５　ホプウェル文化のマウンドのまとめ

　　Ⅱ　ミシシッピ文化

　　　１　オハイオ州サーパント・マウンド Serpent Mound 遺跡

　　　２　イリノイ州カホキア Cahokia 遺跡

　　　３　アラバマ州マウンドヴィル Moundville 遺跡

　　　４　ジョージア州エトワ Etowah 遺跡

　　　５　ジョージア州オクムルギー Ocmulgee 遺跡

　　　６　ミシシッピ文化のまとめ

　　Ⅲ　ミシガン州のミソーキー Missaukee 土塁遺跡

　　おわりに－日本の古墳との比較を通じて－

　・コラム１　トーマス・クノフ／松木武彦（訳）「中央ヨーロッパ青銅器時代・鉄器時代の墳丘モニュメント」pp.126-132.

　・ルーク・エジントン＝ブラウン、サイモン・ケイナー「英国ポスト・ローマ期の墳丘墓」pp.133-151.

　　はじめに

　　Ⅰ　先ローマ期における西ヨーロッパの墳丘墓

　　Ⅱ　ローマン・ブリテンの墳丘墓

　　Ⅲ　アングロ・サクソン期のブリテン島の墳丘墓

　　Ⅳ　スウェーデンのガムラ・ウプサラ

　　Ⅴ　ノルウェーのアヴァルズネスとフラッグ・マウンド

　　Ⅵ　ノルウェーのストーハウグ

　　Ⅶ　デンマークのイェリング

　　おわりに

　・上野祥史「古代中国の皇帝陵－モニュメントとしての前漢の皇帝陵－」pp.152-173.

　　はじめに

　　Ⅰ　古代中国の皇帝陵と前方後円墳の比較

　　Ⅱ　前漢の皇帝陵の実態

　　Ⅲ　文献記録にみえる前漢皇帝陵

　　Ⅳ　前漢皇帝陵の変容

　　Ⅴ　皇帝陵の社会的機能

　　おわりに

　・コラム２　咸舜燮／高田貫太（訳）「新羅における王陵の誕生と展開」pp.174-185.

　・コラム３　クリス・スカー／松木武彦（訳）「先史・原史社会の墳墓モニュメント－世界的視野からみた日本の古墳－」pp.186-191.

第２部　日本の古墳は巨大なのか

　・清家章「古墳時代における王墓の巨大化と終焉－社会の変化とモニュメント－」pp.194-214.

　　はじめに

　　Ⅰ　巨大古墳の誕生

　　Ⅱ　王墓巨大化の３回の波

　　　１　王墓群造営地とその変化

　　　２　王墓の巨大化はどの段階を指すのか

　　Ⅲ　競争原理と王墓の巨大化

　　　１　政治的不安定と競争原理

　　　２　分派仮説と大型古墳の併存

　　　３　中期の巨大化と競争原理－履中系王統と允恭系王統－

　　　４　後期の巨大化と競争原理－安閑・宣化と欽明－

　　　５　小結

　　Ⅳ　前方後円墳の消滅と社会変化

　　おわりに

　・松本直子「人間行動とモニュメント」pp.215-233.

　　はじめに

　　Ⅰ　人口増加と環境構築

　　Ⅱ　ニッチ構築の視点

　　Ⅲ　ニッチ構築からみたモニュメント

　　Ⅳ　縄文時代のモニュメント

　　Ⅴ　人間行動とモニュメント

　・福永伸哉「古代日本の古墳築造と社会関係」pp.234-253.

　　はじめに

　　Ⅰ　日本古墳の形成と「古墳時代」の認識

　　Ⅱ　日本古墳の諸特徴

　　　１　墳丘の巨大性

　　　２　墳丘形態の多様性

　　　３　日本古墳の独創性

　　Ⅲ　世界からみた日本の古墳

松木武彦「おわりに－世界の中の日本の古墳－」pp.254-262.

　Ⅰ　日本列島の古墳の普遍性と特殊性

　Ⅱ　日本列島の古墳の世界史的位置

あとがき

編者・執筆者紹介

〇七田忠昭（編）1983『一本谷遺跡－佐賀県三養基郡上峰村大字坊所所在弥生時代集落跡、円形周溝墓、古墳、火葬墓等の発掘調査報告書』上峰村教育委員会

目次

Ⅰ．位置と環境

Ⅱ．調査の経過

Ⅲ．一本谷遺跡

Ⅳ．くずれ塚古墳

Ⅴ．おわりに

〇木下之治1976『佐賀県杵島郡北方町　牧古窯跡』北方町教育委員会

目次

１．調査の経過

２．遺跡の環境

３．遺構

４．遺物

５．総括

６．付－立山古墳

〇佐藤禎宏（編）1975『庄内考古学』第12号　庄内考古学研究会

目次

・酒井忠一・佐々木七郎・佐藤禎宏「岡山遺跡第５次発掘調査概報」pp.1-32.

・酒井忠一・佐藤禎宏・小野忍「余目町梵天塚遺跡発掘調査報告」pp.33-41.

・小野忍「鶴岡市助作遺跡出土の𤭯形須恵器」pp.42,41.

〇佐藤禎宏（編）1977『庄内考古学』第14号　庄内考古学研究会

目次

《特集》出羽の中世考古学

・川崎利夫「中世考古学の諸問題」pp.1-15.

・保角里志「山形県における城館跡研究ノート」pp.17-30.

・佐々木七郎・酒井英一「庄内地方の城館（楯）跡について」pp.31-36.

・大友義助「山寺岩陰出土庶民信仰資料について」pp.37-44.

・川崎利夫「立川町狩川経塚について」pp.45-48.

・長沢正機「真室川町神ヶ沢出土の蔵骨器」pp.49-51.

・酒井忠一・小向裕明「東田川郡羽黒町玉川袋樋出土の蔵骨器について」pp.53-56.

・小野忍「酒井市大字北沢大平周辺の古代・中世遺跡」pp.57-67.

・渋谷敏己「飽海地方の板碑」pp.69-76.

・佐藤禎宏・矢口勲「庄内地方出土の古銭」pp.77-100.

・尾形與典「堂の前遺跡出土の土製品について」pp.101-104.

・巻頭図版解説　佐藤禎宏「八幡町楯の腰経塚出土の壺（１）」p.16.

・巻頭図版解説　佐藤禎宏「八幡町楯の腰経塚出土の壺（２）」p.100.

・資料紹介　佐藤禎宏「酒井市城輪柵跡出土の壺（１）」p.48.

・資料紹介　佐藤禎宏「酒井市城輪柵跡出土の壺（２）」p.76.

・資料紹介　小野忍「寒河江市高瀬山出土の中世陶器」pp.67-68.

・資料紹介　高橋千鶴「鶴岡市石山出土の壺」p.104.

・書評　小野一彦「佐藤禎宏著『庄内を掘る』」p.52.

・書評　佐藤尚「加藤稔著『古代東北文化の源流』」pp.105-106.

〇佐藤禎宏（編）1978『庄内考古学』第15号　庄内考古学研究会

目次

《特集》仁和三年紀出羽国庁跡擬定地

・佐藤禎宏「八森遺跡－第１次・第２次発掘調査報告－」pp.1-20.

〇平井勝（編）1992『古代吉備』第14集　古代吉備研究会

目次

・絹川一徳「井島Ⅰ型ナイフ形石器をめぐる問題とその評価」pp.1-23.

・藤原好二「倉敷市曽原西表採の細石器」pp.24-26.

・千葉豊「西日本縄文後期土器の二三の問題－瀬戸内地方を中心とした研究の現状と課題－」pp.27-50.

・岩見和泰「刻目突帯文土器の成立と展開」pp.51-94.

・妹尾周三「注口付きの脚台付鉢形土器について」pp.95-115.

・長谷川一英「御津町新庄尾上遺跡出土の絵画土器」pp.116-120.

・今井堯「小型倭鏡の再検討Ⅱ－中・四国地方古墳出土内行花文鏡－」pp.121-154.

・弘田和司・古市秀治・森宏之「岡山県吉井川流域における古墳の展開（上）－備前市長尾山古墳・牛窓町黒島１号墳の測量調査－」pp.155-177.

・大谷晃二「山陽地方の横穴墓の諸問題」pp.178-243.

・高橋進一「阿哲郡大佐町円通寺１号墳出土の金層ガラス玉について」pp.244-247.

・武田恭彰「岡山県に於ける古代土器様相の再検討」pp.248-275.

・藤原好二「倉敷市における最近の発掘調査」pp.276-277.

〇平井勝（編）1994『古代吉備』第16集　古代吉備研究会

目次

・矢野健一「北白川Ｃ式併行期の瀬戸内地方の土器」pp.1-15.

・近藤義郎「「月の輪地域の政治的統一」再考」pp.16-21.

・松木武彦「吉備の蓋形埴輪－器財埴輪の地域性研究に関する予察－」pp.22-50.

・小郷利幸・小野雅明・草原孝典・河田健司・高橋伸二・弘田和司・松井聖子・森宏之「岡山市足守地域史研究（２）－古墳時代後期－」pp.51-94.

・行田裕美・平岡正宏「津山市国分寺河原田周辺の採集の遺物」pp.95-101.

・近藤義郎「製塩土器　西東」pp.102-129.

〇平井勝（編）1995『古代吉備』第17集　古代吉備研究会

目次

・最近の調査から

　・日上天王山古墳発掘調査団（安川豊史）「日上天王山古墳の発掘調査」p.1

　・広島県神石郡神石町教育委員会・広島大学文学部考古学研究室（安間拓巳）「辰の口古墳」pp.2-3.

　・北房町主要遺跡調査団（平井勝）「北房町大谷１号墳の調査概要」p.4

・近藤義郎「石斧一題－瀬戸内海荒神島南尾根採集－」pp.5-6.

・千葉豊「福田Ｋ２式再論－千葉県武士遺跡出土の「関西系土器」の評価－」pp.7-19.

・平井勝「岡山平野における遠賀川系土器の出現－津島遺跡南池地点出土土器の再検討－」pp.20-33.

・安川豊史「美作国府跡出土の弥生土器」pp.34-46.

・出原恵三「四国出土の吉備型甕」pp.47-59.

・金田善敬「有袋鉄斧の製作技法の検討」pp.61-79.

・小郷利幸・小野雅明・草原孝典・高橋伸二・森宏之「岡山市足守地域の地域史研究（３）－弥生時代と古墳時代前、中期－」pp.80-104.

・尾上元規「古墳時代後期における鉄鏃の地域性形成について－岡山県南部を例としてみた鉄器生産の画期－」pp.105-115.

・岡本泰典「金光町上竹西の坊遺跡出土の五鈷杵」pp.116-119.

〇平井勝（編）1998『古代吉備』第20集　古代吉備研究会

目次

・最近の調査から

　・岡山市教育委員会（草原孝典）「長坂古墳群出土の特殊器台棺」p.1.

　・総社市教育委員会（村上幸雄）「鬼ノ城」p.2.

　・中野雅美「百間川米田遺跡発見の室町時代の橋」p.3.

・千葉豊「後期縄文土器の施文手法ノート－近畿・瀬戸内地方の事例を中心に－」pp.4-10.

・小林青樹「浮線文土器の西方展開－百間川沢田遺跡出土例の検討－」pp.11-19.

・平井勝「石製収穫具埋納の意義」pp.20-32.

・小郷利幸・草原孝典・高田知樹・馬場昌一「吉井川、砂川流域の古墳の測量調査－古墳時代前、中期の首長墓の動向－」pp.33-59.

・尾上元規「曲刀子の系譜と性格－岡山県内出土資料を中心に－」pp.60-71.

・横田美香「高梁市（伝）佐内古墳出土陶棺について」pp.72-74.

・「『古代吉備」第１～20集　総目次」pp.75-82.

〇古代吉備研究会（編）『古代吉備』第30集　古代吉備研究会

目次

・南健太郎「特殊器台成立期の製作技法－岡山市雲山鳥打１号墓採集資料の検討から－」pp.1-12.

・ライアン・ジョセフ「古墳出現期の瀬戸内における鉄鏃の生産と流通－浦間茶臼山古墳出土鉄鏃を中心に－」pp.13-32.

・白石純・平井典子「作山古墳出土埴輪の胎土分析」pp.33-45.

〇桑門智亜紀（編）2020『季刊考古学』第150号　雄山閣

目次

特集　考古学はどこへ行くのか

座談会　土生田純之・工藤雄一郎・伊藤慎二・杉山浩平・鈴木一有（コメント：村木二郎・松本直子・松田陽）「考古学はどこへ行くのか」pp.10-27.

考古学と社会

・山田康弘「考古学史と社会背景」pp.28-33.

・松田陽「考古学と文化財」pp.34-37.

・中村俊介「考古学とジャーナリズムのこれから」pp.38-40.

考古学は何を明らかにしていくのか

時代区分を考える

・森先一貴「旧石器時代・縄文時代」pp.41-45.

・寺前直人「弥生時代：新石器弥生時代と初期金属器弥生時代」pp.46-50.

・辻田淳一郎「古墳時代」pp.51-54.

・村木二郎「古代・中世：考古学からみた画期」pp.55-58.

生産と流通を考える

・水ノ江和同「縄文時代：縄文文化の境界から考える－日本列島の外と内－」pp.59-62.

・谷澤亜里「弥生時代」pp.63-66.

・諫早直人「古墳時代・古代：馬具・馬」pp.67-70.

・磯野治司「中世：板碑」pp.71-74.

・菊池百里子「近世：ベトナムにおける陶磁器流通」pp.75-78.

葬墓制と葬送儀礼を考える

・青野友哉「縄文時代」pp.79-82.

・会下和宏「弥生時代」pp.83-86.

・清家章「古墳時代」pp.87-89.

・佐藤亜聖「中世」pp.90-93.

・宮城弘樹「沖縄」pp.94-97.

心・象徴を考える

・中村耕作「縄文人と象徴操作」pp.98-101.

・光本順「身体表現と考古学」pp.102-105.

・松本直子「認知考古学」pp.106-108.

・笹生衛「神道（祭祀）考古学」pp.109-112.

・岡寺良「山寺の考古学」pp.113-116.

・時枝務「宗教考古学の可能性」pp.117-120.

東アジアの中の日本を考える

・福田正宏「北方：日本考古学と「北方」」pp.121-124.

・新里亮人「南方：琉球列島と東アジアの交流史」pp.125-128.

・高久健二「朝鮮半島」pp.129-133.

・石川岳彦「中国」pp.134-137.

隣接分野と考古学のこれから

・國木田大「自然科学」pp.138-141.

・中塚武「酸素同位体比年輪年代法－高精度編年への挑戦－」pp.142-145.

・米元史織「形質人類学」pp.146-149.

・久水俊和「文献史学：後醍醐天皇と山陵造営－文献史学から見た天皇陵－」pp.150-153.

リレー連載・考古学の旬　第８回

・設楽博己「「弥生再葬墓」批判にこたえる」pp.154-160.

最近の発掘から

・右代啓視・鈴木琢也「2019年北方四島学術調査－国後島ヤンベツ・小田富の遺跡群－」pp.161-164.

書評

・五十嵐彰「長井謙治　編　ジョウモン・アート　芸術の力で縄文を伝える」p.165.

・小林謙一「竹岡俊樹　著　考古学基礎論　資料の見方・捉え方」p.166.

報告書・会誌新刊一覧　pp.167-171.

考古学界ニュース　pp.172-175.

〇桑門智亜紀（編）2020『季刊考古学』第151号　雄山閣

目次

特集　洞窟遺跡の過去・現在・未来

・水ノ江和同「特集にあたって－洞窟遺跡の過去・現在・未来－」pp.14-18.

洞窟遺跡の地域的特性を探る

・八木勝枝「北海道・東北東部」pp.19-22.

・沢田敦「東北西部・北陸」pp.23-26.

・四柳隆・大内千年「房総半島・三浦半島」pp.27-30.

・宮坂清「中部・東海」pp.31-33.

・沖憲明「中国」pp.34-36.

・松本安紀彦「四国」pp.37-39.

・芝康次郎「九州」pp.40-43.

・具志堅亮「南島」pp.44-46.

洞窟遺跡を掘る・活かす

・西山賢一「洞窟・岩陰の形成と堆積１－長崎県北西部に分布する福井洞窟とその周辺－」pp.47-49.

・石原与四郎「洞窟・岩陰の形成と堆積２」pp.50-53.

・栁田裕三「洞窟遺跡の調査方法１」pp.54-56.

・山崎真治「洞窟遺跡の調査方法２」pp.57-59.

・石丸恵利子「洞窟遺跡の微細遺物」pp.60-62.

・山田康弘「洞窟遺跡の墓制」pp.63-65.

・森先一貴「洞窟遺跡の整備と活用－旧石器時代から縄文時代－」pp.66-68.

・藤井幸司「弥生時代以降の洞窟遺跡」pp.69-71.

・趙泰燮／水ノ江和同（訳）「韓国の旧石器時代洞窟遺跡」pp.72-74.

・シルギェイ・ヴィチスラヴォヴィチ・ガルブノフ／西脇対名夫（抄訳）「サハリン最古の熊祭祀の痕跡」pp.75-76.

洞窟遺跡発掘調査最新情報

・渡辺丈彦「尻労安部洞窟」pp.77-78.

・長井謙治「日向洞窟遺跡」pp.79-80.

・高木公輔「黒姫洞窟遺跡」pp.81-82.

・谷口康浩「居家以岩陰遺跡」pp.83-84.

・藤森英二「栃原岩陰遺跡」pp.85-86.

・片桐千亜紀「白保竿根田原洞穴遺跡」pp.87-88.

【コラム】洞窟遺跡を発掘する人々

・阿部芳郎「大山柏と洞窟遺跡」pp.89-90.

・小熊博史「中村孝三郎と洞窟遺跡」p.91.

・新里貴之「大山盛保と港川フィッシャー」p.92.

・白石浩之「麻生優と洞窟遺跡」p.93.

・下川達彌「泉福寺洞穴を掘った発掘者談話会」pp.94-95.

最近の発掘から

・竹原学「里山を中心とした中世の地域信仰遺跡－長野県松本市殿村遺跡・虚空蔵山城跡－」pp.97-100.

リレー連載・考古学の旬　第９回

・松木武彦「グローバル・ヒストリーと日本考古学－弥生・古墳時代の世界史的位置－」pp.101-105.

書評

・安永知見「髙村武幸・廣瀬薫雄・渡邉英幸　編　周縁領域からみた秦漢帝国２」p.106.

・飯島義雄「小野久米夫　著　前橋と古利根川　上・下」p.107.

・右島和夫「藤田和尊　著　古墳時代政権の地方管理経営戦略」p.108.

論文展望　pp.109-110.

報告書・会誌新刊一覧　pp.111-115.

考古学界ニュース　pp.117-119.

〇春成秀爾（編）2018『世界のなかの沖ノ島』季刊考古学・別冊27　雄山閣

目次

序章

・春成秀爾「沖ノ島の考古学」pp.2-6.

・河野一隆「沖ノ島の歴史」pp.7-12.

第１章　沖ノ島と宗像女神

・重藤輝行「宗像氏と宗像の古墳群」pp.13-18.

・笹生衛「沖ノ島祭祀の実像」pp.19-24.

・小嶋篤「〔コラム〕大宰府管内の巨岩と社殿」pp.25-26.

・河窪奈津子「中世の宗像神と祭祀」pp.27-32.

・下垣仁志「沖ノ島の鏡」pp.33-39.

・弓場紀友「沖ノ島の金銅製龍頭」pp.40-43.

・清喜裕二「沖ノ島の滑石製品」pp.44-49.

・東潮「沖ノ島の鉄鋌」pp.50-54.

・桃﨑祐輔「沖ノ島の馬具」pp.55-60.

・福嶋真貴子「〔コラム〕沖ノ島の金銅製高機」pp.61-62.

・白木英敏「御嶽山と下高宮の祭祀遺跡」pp.63-66.

・新谷尚紀「宗像三女神」pp.67-72.

第２章　沖ノ島祭祀の背景

・甲元眞之「磐座－神が依り憑く磐－」pp.73-78.

・宮本一夫「〔コラム〕沖ノ島の先史」pp.79-80.

・常松幹雄「〔コラム〕沖ノ島の銅矛」pp.81-82.

・今尾文昭「古墳の被葬者と祭祀」pp.83-86.

・庄田慎矢「平城京と沖ノ島の人形」pp.87-91.

・春成秀爾「海神の原像」pp.92-94.

・小林青樹「山の神」pp.95-99.

第３章　世界の祭祀遺跡と沖ノ島

・瀬川拓郎「北海道の祭祀遺跡」pp.100-105.

・安里進「沖縄の王権祭祀遺跡」pp.106-111.

・高田貫太「朝鮮半島の祭祀遺跡」pp.112-117.

・岡村秀典「中国の海の祭祀」pp.118-123.

・松木武彦「ヨーロッパの神、日本の神」pp.124-130.

第４章　沖ノ島と世界遺産

・サイモン・ケイナー「イギリスかたみた沖ノ島」pp.131-137.

・中村俊介「「宗像・沖ノ島」と世界遺産」pp.138-143.

・岡崇「〔コラム〕近代の沖ノ島」pp.144-145.

文献解題

・岡寺未幾・大高広和「沖ノ島研究の歩み」pp.146-151.

〇白石太一郎（編）1990『古墳時代の工芸』古代史復元７　講談社講談社

目次

・白石太一郎「刊行にあたって」pp.2-3.

撮影協力・資料提供者

凡例

〔古墳時代人の造形〕

・白石太一郎「文明世界への仲間入り」pp.17-19.

・白石太一郎「倭人文化の原像」pp.20-23.

・白石太一郎「渡来文化の大きな波」pp.24-26.

・白石太一郎「藤ノ木古墳の提起する問題」pp.27-32.

〔埴輪の世界〕

・杉山晋作「人物埴輪の世界」pp.41-56.

〔鎮魂の芸術〕

・石山勲「装飾古墳」pp.65-66.

・石山勲「装飾の技法」pp.67-71.

・石山勲「地域性と交流」pp.72-80.

〔鏡と剣の世界〕

・八賀晋「鏡をつくる」pp.89-101.

・馬淵久夫「〈コラム〉鏡の原料産地を求めて」pp.102-104.

・西山要一「〈コラム〉稲荷山古墳鉄剣象嵌銘の発見」pp.105-107.

・橋本博文「百錬の利刀を賜う」pp.108-120.

〔今来の技術と工芸〕

・早乙女雅博「政治的な装身具」pp.129-140.

・小林謙一「歩兵と騎兵」pp.141-152.

・吉田恵二「窯業の興隆」pp.153-163.

・三辻利一「〈コラム〉須恵器の産地」pp.164-166.

〔東アジア世界との交流〕

・東潮「四世紀の国際交流」pp.167-172.

・東潮「五世紀の国際交流」pp.173-182.

・東潮「六世紀前半の国際交流」pp.183-184.

著者紹介

参考文献

さくいん

図版目録

〇徳永貞紹・百崎正子（編）1994『東福寺遺跡』佐賀県文化財調査報告書第121集　九州横断自動車道関係埋蔵文化財発掘調査報告書（17）　佐賀県教育委員会

目次

第１章　調査の概要

第２章　遺跡の位置と環境

第３章　東宮裾遺跡

第４章　馬場遺跡

第５章　小野原遺跡Ａ区

第６章　みやこ遺跡Ｂ・Ｃ区

第７章　玉江遺跡１～３区

第８章　皿山窯跡

第９章　東福寺遺跡

〇徳永貞紹（編）1994『肥前國長嶋荘領関係史料集』佐賀県文化財調査報告書第121集『東福寺遺跡』別冊　佐賀県教育委員会

〇石黒立人（編）2009『中部の弥生時代研究』中部の弥生時代研究刊行委員会

目次

地域論

集落と社会

・安英樹「日本海沿岸地域」pp.7-23.

・中山誠二「中部高地の弥生時代集落とその景観変化」pp.25-39.

墓葬と儀礼

・黒沢浩「中部高地の方形周溝墓以前」pp.41-44.

・石黒立人「伊勢湾岸の墓葬と文化」pp.45-83.

・高橋浩二「北陸における弥生墓制」pp.85-111.

生産と流通

・穂積裕昌「伊勢湾岸地域にみる弥生時代の生産と流通」pp.113-144.

・林大智「北陸における弥生時代の生産と流通」pp.145-166.

・馬場伸一郎「磨製石斧の「流通」と「交易」－栗林式土器文化の再考材料として－」pp.167-195.

・伊丹徹「コラム　流行語と思考停止」pp.196-197.

・伊丹徹「コラム　鉄と稲～転勤族の出現～」pp.198-199.

特論

・黒沢浩「中部の弥生青銅器・概観」pp.203-213.

・樋上昇「弥生時代の木材利用」pp.215-228.

・川添和暁「弥生時代の骨角器」pp.229-243.

・原田幹「弥生石器と使用痕研究」pp.245-254.

・樋上昇「木製容器の行方－愛知県朝日遺跡04Ab区SD02出土資料から－」pp.255-265.

・立松彰「土器製塩再論」pp.267-272.

・石井智大「日本列島中部・弥生墓制の地域間交流」pp.273-282.

・村木誠「尾張としての弥生土器研究」pp.283-289.

・山崎健「「政治」と「政治性」－弥生時代の狩猟研究を事例として－」pp.291-296.

・石黒立人「凹線紋系土器期前後の伊勢湾岸域－弥生集落史の地平その３－」pp.297-338.

・前田清彦「土偶形容器と人面付土器」pp.339-345.

・福海貴子「八日市地方遺跡出土弥生土器から」pp.347-350.

・川崎志乃「弥生前期の遺跡と土地環境－松阪市筋違遺跡の事例から－」pp.351-356.

編集後記

エピローグ