202106新着本-国内書-
- 野良考古学研究所
- 2021年8月12日
- 読了時間: 14分

202106新着本-国内書-
2021年6月に届きました国内書です。
〇小林行雄1976.7『古墳文化論考』平凡社
目次
古墳文化の形成
古墳文化とその伝播
社会生活の向上
神功・応神紀の時代
倭の五王の時代
鉄盾考
神々の虚像-神話教育と考古学-
竪穴式石室構造考
舟葬説批判
家形石棺
阿豆那比考
黄泉戸喫
土製支脚
三角縁神獣鏡の研究-型式分類編-
仿製三角縁神獣鏡の研究
鹿角製刀剣装具
直弧文
装飾古墳
福岡県王塚装飾古墳の壁画
埴輪
あとがき
〇金子晧彦(編)1972.4『國學院大學考古學資料室要覧 1972』國學院大學考古學資料室
〇㈶辰馬考古資料館(編)1979.10『辰馬考古資料館 考古學研究紀要』1 ㈶辰馬考古資料館
目次
論説
・伊東信雄「青森県田舎館遺跡出土の土器とその性格」pp.1-19.
・三木文雄「戦後発見の銅鐸とその問題点」pp.20-42
・小林行雄「三角縁波文帯神獣鏡の研究」pp.43-77
報告
・高井悌三郎・田辺征夫「伝淡路上御堂出土の銅鐸について」pp.79-90
〇龍田考古会(編)2014.2『先史学・考古学論究Ⅵ』考古学研究室創設40周年記念論文集 龍田考古会
目次
・小畑弘己「序」pp.i
・芝康次郎「野岳と船野-構造的差異と行動論-」pp.1-13
・岡本真也「阿蘇周辺遺跡における時期的石材獲得戦略と消費動向-阿蘇産石材の抽出と特性の把握を中心に-」pp.15-33
・辻満久「落し穴考-中国地方例を中心に-」pp.35-44
・倉本慎平「轟B式土器最新段階についての一考察-北部九州を中心として-」pp.45-55
・松田光太郎「縄文時代前期土器の突起が示す地域性と交流-関東地方の諸磯b式土器の渦巻突起に着目して-」pp.57-66
・大坪志子「九州の大珠」pp.67-84
・小畑弘己「種実圧痕の考古資料としての特性-圧痕は何を意味するのか?三内丸山遺跡における検証-」pp.85-100
・森貴教「水稲農耕開始期以前の片刃石斧をめぐって-韓半島南部青銅器時代との比較検討から-」pp.101-111
・柴尾俊介「竪穴住居に見る瀬戸内系要素-東北部九州における弥生時代後期の張り出し住居を中心として-」pp.113-122
・河合章行「いわゆる「アワビおこし」をめぐる諸問題」pp.123-132
・内田律雄「弥生時代の建網-鳥取県青谷上寺地遺跡の「有孔土玉」の性格-」pp.133-144
・木下尚子「マガキガイの指輪-弥生時代の貝製指輪-」pp.145-156
・山野ケン陽次郎「先史琉球列島におけるイモガイ科製貝輪の研究」pp.157-167
・秦憲二「九州における弥生時代から古墳時代初頭の鉄鏃地域差の形成過程」pp.169-178
・南健太郎「画文帯神獣鏡の破鏡をめぐって」pp.179-190
・美浦雄二「北部九州の土製支脚について」pp.191-202
・木村龍生「須恵器編年の併行関係についての問題提起」pp.203-209
・西嶋剛弘「凹字形鉄器の検討-古墳時代、三国時代資料について-」pp.211-220
・嶋田光一「福岡県目尾の阿蘇石製家形石棺に関する一試考」pp.221-230
・江頭俊介「筑後国府跡出土「嶋」墨書土器からみた律令期の南島と筑後」pp.231-244
・西住欣一郎「筏水運について-菊池川を中心として-」pp.245-254
・平野芳英「出雲の石神信仰と『出雲国風土記』の「山」と「社」」pp.255-265
・柴田亮「肥後国の貿易陶磁-福田正文氏採集品の紹介-」pp.267-273
・山崎龍雄「福岡県糸島市二丈岳城の調査-縄張り構造と出土遺物から見た二丈岳城の意義-」pp.275-289
・一本尚之「鍋島焼の製陶技術についての研究~大川内山樋口家土型を中心に~」pp.291-300
・藤木聡「久留米城下町・小倉城下町・黒崎宿の火打石とその特質」pp.301-312
・宮本千恵子「西南戦争遺跡 二俣官軍砲台形成についての考察」pp.313-324
・新里亮人「穀物生産をめぐる考古学と民族学-琉球列島を中心に-」pp.325-334
・杉井健「記憶をつなぐために-埋蔵文化財行政と大学-」pp.335-344
考古学研究室の足跡(2010年度~)
執筆者一覧
編集後記
〇龍田考古会(編)1997.3『先史学・考古学論究Ⅱ』熊本大学文学部考古学研究室創設25周年記念論文集 龍田考古会
目次
・工藤敬一「序文」
・高橋信武「平栫式土器と塞ノ神式土器の編年」pp.1-39
・山田康弘「土井ヶ浜集団の社会構造」pp.41-70
・若杉竜太「九州石棺考」pp.71-131
・藏冨士寛「石屋形考-平入横口式石棺の出現とその意義-」pp.133-166
・網田龍生「肥後における古代後半期の墳墓」pp.167-194
・柴尾俊介「豊前における中世集落遺跡について(予察)-考古学的成果を中心として-」pp.195-222
・中山清美「奄美グスク考-万屋グスクの発掘調査から-」pp.223-246
・小畑弘己「九州・沖縄における出土銭貨研究の現状と課題-九州・沖縄銭貨出土遺跡地名表-」pp.247-308
・渡辺一雄「大板山たたら製鉄遺跡-萩藩領における石見系鑪の一事例-」pp.309-333
・国分直一「東アジアの終着駅-我が列島文化の基礎追跡考-」pp.335-354
・田中聡一「韓国新石器時代の隆起文土器について」pp.355-393
・水上綾子「韓半島出土の鏡について」pp.395-417
・甲元眞之「黄渤海沿岸地域の先史時代漁撈文化」pp.419-455
・村上恭通「遼寧式(東北系)銅剣の生成と変容」pp.457-479
・木下尚子「東アジアにおける風習的抜歯の基礎的研究(資料編)」pp.481-530
・西谷大「前漢初期の象牙犀角と献上動物」pp.531-552
・甲元眞之「跋文」p.553
考古学研究室の足跡
執筆者一覧
〇古代学研究会(編)2021.6『古墳時代から飛鳥時代へ-集落遺跡の分析からみた社会変化-』六一書房
目次
・森岡秀人「序」pp.i-ii
例言
第1部 拡大例会・シンポジウム記録集
〈開催趣旨〉
・鈴木一議「古墳時代から飛鳥時代へ-集落遺跡の分析からみた社会変化-」pp.3-7
〈事例報告〉
・鈴木一議・中野咲「古墳時代後期から飛鳥時代における大和地域の集落動態」pp.9-46
・古川匠・柏田有香・大坪州一郎「山城地域における集落構造の地域差および古代寺院との関係」pp.47-82
・吉田知史・道上祥武「河内・和泉地域における古代集落の様相」pp.83-113
・清水邦彦「摂津地域東部における遺跡動態-古墳時代から飛鳥時代にかけて-」pp.115-126
・若林邦彦「5世紀後半~7世紀の摂津地域中部の遺跡動態」pp.127-140
・山田暁「古墳時代後期における西摂地域の集落展開と消長」pp.141-154
・北中恭裕「近江地域における古墳時代後期から飛鳥時代の集落動態」pp.155-182
・荒田敬介・山中良平「播磨における古墳時代後半期~飛鳥時代の集落動態」pp.183-224
・田中元浩「紀伊地域における古墳時代から飛鳥時代へ-集落動態と社会変化-」pp.225-252
・川部浩司・渡辺和仁「伊勢・伊賀地域における古墳~飛鳥時代集落の動態」pp.253-288
〈関連報告〉
・溝口優樹「文字資料からみた地方支配制度と集落動態」pp.289-307
〈シンポジウムの記録〉
・シンポジウム(作成:岩越陽平)
第2部 関連報告
・上田睦「氏族・集落・寺院-河内国志紀郡葛井寺を例にとって-」pp.335-357
第3部 総括と展望
〈総括〉
・鈴木一議「集落遺跡の分析からみた社会変化」pp.361-369
・中野咲「集落の立地に関する諸問題」pp.371-382
〈展望〉
・森岡秀人「「飛鳥時代」集落出現の意義と令制下地方機構整備前後をめぐる課題」pp.383-392
後記
執筆者一覧
〇九州大学考古学研究室50周年記念論文集刊行会2008.5『九州と東アジアの考古学-九州大学考古学研究室50周年記念論文集-』上・下巻
目次
上巻
・宮本一夫「序」pp.1-6
・鐘ヶ江賢二「九州島嶼部における縄文土器の移動形態についての予察-五島列島出土縄文土器の岩石学的分析から-」pp.11-24
・宮本一夫「弥生時代における木製農具の成立と東北アジアの磨製石器」pp.25-44
・端野晋平「松菊里型住居の伝播とその背景」pp.45-72
・杉本岳史「貯蔵穴の形態変遷を通してみた弥生時代集落の動向-三国丘陵遺跡群を題材として-」pp.73-92
・武末純一「韓国・勒島遺跡のアワビおこし」pp.93-110
・橋口達也「甕棺製作におけるタタキ成形技法の意義-内面のアテ具痕についての新資料-」pp.111-127
・福田匡朗「九州の弥生水田の立地と灌漑技術」pp.128-140
・高木暢亮「弥生時代墳墓出土土器からみる祭祀儀礼の変化」pp.141-156
・溝口孝司「弥生時代中期北部九州地域の区画墓の性格-浦江遺跡第5次調査区区画墓の意義を中心に-」pp.157-178
・高倉洋彰「遣漢使節の道」pp.179-200
・田尻義了「九州大学筑紫地区出土巴形銅器鋳型の位置付け-巴形銅器の分類と製作技法の検討-」pp.201-216
・舟橋京子「弥生時代抜歯風習の研究-北部九州・山口地方を中心として-」pp.217-229
・中村修身「弥生時代の生産と消費(覚)-輝緑凝灰岩製石庖丁の場合を例に-」pp.230-236
・寺井誠「中継地の形成-固城郡東外洞遺跡の検討を基に-」pp.237-253
・柳田康雄「弥生ガラスの考古学」pp.254-274
・田中良之「断体儀礼考」pp.275-294
・辻󠄀田淳一郎「三角縁盤龍鏡の系譜」pp.295-315
・渡邊誠「土器からみた古墳出現期の地域社会-山陰地方をケーススタディーとして-」pp.316-340
・宇野愼敏「装飾古墳における三角文の出現と展開-中・北部九州例を中心に-」pp.341-359
・大西智和「西日本の島嶼部に立地する積石塚古墳の性格について」pp.360-378
・亀田修一「牛頸窯跡群と渡来人」pp.379-406
・岡田裕之「北部九州における初期瓦生産と須恵器生産」pp.407-428
・小田裕樹「奈良県葛城市三ッ塚古墳群・古墓群の形成過程-古代氏族墓地の基礎的研究-」pp.429-450
・渡部明夫「陶(十瓶山)窯跡群における初期の瓦生産と讃岐国分寺瓦屋」pp.451-468
・岩永省三「日本における都城制の受容と変容」pp.469-493
下巻
・中島恒次郎「居住空間史としての大宰府条坊論」pp.499-528
・神保公久「筑後国府の道路遺構」pp.529-546
・小澤佳憲「古代住居の建替からみた居住集団-筑後川中流域の古代農村集落-」pp.547-575
・杉山洋「隅田八幡宮2号経塚出土小型海獣葡萄鏡について」pp.576-580
・亀井明德「古琉球出土の元青花瓷の研究」pp.581-596
・久保智康「新安沈船に積載された金属工芸品-その性格と新安船の回航性をめぐって-」pp.597-615
・降矢哲男「中世日本の縁辺部における地域性-対馬・壱岐・五島・琉球の状況から-」pp.616-624
・森井啓次「墨書宋人銘の書かれた経筒」pp.625-634
・木村幾太郎「首里城出土の鶴形水注-明代華南三彩陶の研究4-」pp.635-677
・東中川忠美「緑釉耳付壺について」pp.678-696
・渡辺芳郎「薩摩焼窯神石塔小考」pp.697-712
・梅﨑惠司「福岡藩黒崎鋳銭場」pp.713-732
・石川健「狩猟採集社会の階層化について-カナダ北西海岸民族誌モデルの再検討-」pp.733-752
・山泰幸「考古学と社会学の交錯-和辻󠄀哲郎と「社会学的」考古学の成立をめぐって-」pp.753-766
・重藤輝行「欧米考古学における社会理論と北部九州の古墳時代研究」pp.767-782
・鈴木敦「Old Hanzi における甲骨文字符号化作業の問題点」pp.783-792
・岡村秀典「宋明代の古鏡研究-青柳種信の参考にした漢籍-」pp.793-809
・大津忠彦「岡崎敬先生の先駆的イラン踏査-「岡崎フィールド・ノート」とその後の展開-」pp.810-826
・今村佳子「中国先史時代の土製支脚」pp.827-847
・黄建秋「三里河遺跡大汶口文化墓葬について」pp.848-858
・丹羽崇史「製作技術からみた戦国時代江漢地域出土青銅鼎-包山2号墓・天星観2号墓・望山1、2号墓出土青銅鼎の検討-」pp.859-878
・徳留大輔「中国初期王朝形成期中原地域における墓葬から見た社会の複雑化に関する検討」pp.879-899
・平川敬治「イスラエル ガリラヤ(キネレット)湖を中心とする漁撈活動の歴史的展開」pp.900-918
・陳有貝「オーストロネシア語族の研究から見た台湾と琉球の先史関係」pp.919-930
・高橋学而「ロシア共和国沿海州パルチザン区フロロフカ村シャイガ山城出土の金代銅鏡について-金代東北流通史理解の一資料として-」pp.931-948
・中園聡「フィジーにおける土器製作と製作具」pp.949-959
九州考古学研究室の記録
編集後記
〇岸本直文2020.6『倭王権と前方後円墳』塙書房
目次
序章 倭王権と前方後円墳研究の課題
はじめに
1.前方後円墳と古墳時代
2.倭王権成立をめぐる論点
3.前方後円墳研究の課題
4.本書の射程
第1章 倭の国家形成と古墳時代開始のプロセス
はじめに
1.C14年代の検討
2.ヤマト国の形成
3.ヤマト国の評価
4.ヤマト国本拠としての纏向遺跡の形成
5.纏向型前方後円墳論
6.倭における国家形成論のために
おわりに
第2章 三角縁神獣鏡製作の工人群
はじめに
1.型式学的分析
2.製作工人3派
3.表現からみた倭製三角縁神獣鏡
まとめにかえて
第3章 三角縁神獣鏡の編年と前期古墳
はじめに
1.三角縁神獣鏡は魏晋代の特鋳鏡
2.三角縁神獣鏡と前期古墳をめぐる研究史
3.三角縁神獣鏡の編年
4.三角縁神獣鏡の実年代
5.前期古墳の編年
6.箸墓古墳は卑弥呼の墓である
第4章 前方後円墳の系列と変遷
はじめに
1.前方後円墳の形態研究と課題
2.オオヤマト古墳群の倭国王墓
3.佐紀西群の倭国王墓
4.古市・百舌鳥古墳群の倭国王墓
5.古墳時代後期の倭国王墓
6.倭国王墓の2系列
おわりに
第5章 前方後円墳の墳丘規模
はじめに
1.墳丘規模の重要性
2.使用尺度に関する研究の現状と課題
3.身度尺ヒロ使用説批判
4.箸墓古墳における1尺23cmの漢尺使用
5.前期古墳における墳丘規模のランキング
6.四大古墳の墳丘規模
7.大型古墳の墳丘規模
8.中期後半の尺度の変化
まとめと展望
第6章 箸墓古墳の墳丘と相似墳
1.箸墓古墳の復元と設計
2.箸墓型の相似墳の再検討
3.箸墓型前方後円墳の意義
第7章 桜井茶臼山古墳の歴史的意義
1.墳丘の復元
2.桜井茶臼山古墳の墳丘はいかにして成立したか
3.桜井茶臼山型の前方後円墳
4.桜井茶臼山古墳の年代
5.桜井茶臼山古墳の被葬者像
おわりに
第8章 メスリ山古墳と祭政分権王制
1.墳丘の復元
2.メスリ山古墳の設計と相似墳
3.メスリ山古墳の年代
4.2系列6墳の築造順序と並存関係
5.王墓としての副系列墳
6.神聖王と執政王の並立
おわりに
第9章 行燈山型の前方後円墳
1.行燈山古墳の復元
2.行燈山古墳と玉手山7号墳の比較
3.行燈山型前方後円墳の提示
4.行燈山古墳とその時代
第10章 渋谷向山型の前方後円墳
1.渋谷向山古墳の墳丘復元
2.最下段の理解
3.渋谷向山古墳の基本設計
4.渋谷向山型の前方後円墳の提示
おわりに
第11章 佐紀古墳群と半島派兵
1.渋谷向山古墳と佐紀陵山古墳の関係
2.4世紀の古墳編年について
3.佐紀陵山古墳と渋谷向山古墳の年代
第12章 玉手山古墳群・松岳山古墳と河内政権
1.玉手山古墳群の検討
2.松岳山古墳の登場
3.河内政権の成立
第13章 前方後円墳の2系列と王権構造
はじめに-古墳時代の王権・首長権構造をめぐって-
1.オオヤマト古墳群の王墓
2.佐紀西群の王墓
3.古市・百舌鳥古墳群の王墓
4.中期における2王並立
おわりに
終章 前期古墳と古墳時代史
1.ヤマト国の成立
2.倭国王誕生と古墳時代の開始
3.箸墓古墳の築造と前方後円墳共有システム
4.前方後円墳論
5.古墳時代論
6.祭政分権王制
7.本書のまとめ
おわりに-倭の国家形成の特質と前方後円墳-
あとがき
索引
参考文献
〇木下尚子1996.3『南島貝文化の研究-貝の道の考古学-』法政大学出版局
目次
序-南島考古学の研究史と本書の目的
第1部 弥生文化と貝の道
第1章 南海産貝輪の系譜
1 はじめに-研究史と問題の所在
2 南島の貝輪
3 九州弥生文化の貝輪
4 弥生文化における南海産貝輪の系譜-まとめにかえて
第2章 南海産貝輪の生成と展開
1 はじめに-地域区分
2 南海産貝輪の地域別動向
3 Ⅱ類貝輪の生成と展開
第3章 南海産貝輪着装習俗の構造
1 はじめに
2 まる型貝輪の着装習俗
3 うずまき型貝輪の思想
4 まとめ
第4章 貝輪から銅釧へ
1 はじめに
2 有鉤銅釧研究小史-問題点の整理
3 貝輪系銅釧諸例
4 立岩型貝輪と有鉤銅釧
5 貝輪系銅釧の生成と展開
6 おわりに
第5章 南海産貝輪交易考
1 はじめに
2 九州弥生人の貝入手と流通システム
3 広田人の貝消費
4 南西諸島の貝輪交易
5 おわりに
第6章 貝の道の人々
1 貝の道
2 土井ヶ浜貝輪の語るもの
3 とどいていた波濤-北浦の弥生時代によせて
4 イヤンヤ(ヤーヤ)洞穴のゴホウラ貝輪
付 弥生時代貝輪出土一覧
付 文献一覧
第2部 国家形成と貝の道
第1章 鍬形石の誕生-かたちの系譜
1 鍬形石研究の現状と課題
2 鍬形石のかたちの系譜
3 鍬形石誕生の背景
第2章 古墳時代の貝釧・貝の道-3~8世紀の南島交易
1 はじめに
2 弥生時代終末期の貝釧・貝の道
3 古墳時代前期の貝釧・貝の道
4 古墳時代中期の貝釧・貝の道
5 古墳時代後期の貝釧・貝の道
6 結語-古墳時代の南島交易の意味
付 イモガイをつけた馬具-騎馬文化の中の南海産貝
第3章 「白法螺貝一口」考-空海請来品の一検討
1 はじめに
2 東寺保管の商佉
3 商佉を中心にみた東寺請来品の沿革
4 商佉と「白螺貝一口」の意味
5 日本における初期の商佉
6 まとめ
第3部 南島の貝文化
第1章 南島世界と貝塚の貝
1 はじめに
2 南島世界の地理
3 サンゴ礁世界と貝
4 南島の貝塚概観
付 貝塚研究小史
第2章 南島の古代貝文化
1 はじめに
2 貝製品分類
3 貝製品概観
4 南島の貝文化の特色
付 南島の貝製品-国分直一氏・盛岡尚孝氏資料の紹介
第3章 貝と葬送習俗-沖縄県真志安座間原第一遺跡の報告から
1 はじめに
2 出土貝製品
3 貝と葬送習俗
4 おわりに-今後の課題として
第4章 辟邪の貝-しゃこがい考
1 はじめに
2 考古資料にみるしゃこがい
3 しゃこがいの呪力
4 結語
第5章 貝製容器小考
1 はじめに
2 貝製容器の設定
3 貝製容器の諸相
4 ヤコウガイ製ヒシャク状容器
5 ヒシャク状容器の用途
6 まとめ
第6章 南からみた貝の道-二つの交易のもたらしたもの
1 二つの貝の道
2 貝の道の拓かれるまで
3 貝の道の人々
4 貝交易の成熟と貝の道の延長
5 もうひとつの貝の道
6 貝の道のもたらしたもの
第7章 広田遺跡と貝符
1 鹿児島県南種子町広田遺跡
2 貝符
3 貝符文様の系譜-南島の視座から
あとがき
〇㈶沖縄県文化振興会公文書管理部史料編集室(編)2001.3『貝の道-先史琉球列島の貝交易-』沖縄県史ビジュアル版7考古② 沖縄県教育委員会
目次
約2000年前、琉球列島から日本列島へ貝交易の道があった
サンゴ礁に囲まれた島々
縄文時代から続いた貝器文化
貝交易の芽ばえ
シェルトレイドロード・ストーリー
貝の道(貝交易ルート)
貝輪を身につけて威信を誇ったクニの主張たち
貝交易を担った人たち
いろいろな形の貝輪
西北九州の貝輪
北部九州に渡った貝輪
貝輪の流行
吉野ヶ里遺跡の貝輪
貝輪流行の広がり
貝輪文化、さらに東に広がる
おしゃれな土井ヶ浜遺跡の人たち
北海道に到達した貝輪
弥生時代貝輪の主な出土地(西日本)
ゴホウラ・イモガイの集積遺構が見つかった遺跡
九州から貝を求めて琉球へやって来た人たち
貝の交易をしたムラ
ゴホウラの棲む海
シェルラッシュに沸くムラ
交易のために貯えられた貝
東海岸にもあった交易のムラ
交易でもたらされた弥生の文物
ゴホウラからイモガイへ
再びゴホウラへ
種子島に花開いた貝文化
久米島と種子島の関わり
奄美・沖縄の貝札(貝符)
ヤコウガイの交易
貝の道概説
出典・参考文献
〇白石太一郎1989.12『古墳の造られた時代』日本のあけぼの5 毎日新聞社
目次
大いに塚を作る、径百余歩-古墳の出現と初期ヤマト政権-
三角縁神獣鏡の謎-三角縁神獣鏡はどこで作られたのか-
南海の貝の神秘-司祭者であった首長-
白鳥の帰るところ-古市・百舌鳥古墳群と河内王朝-
騎馬民族はやってきたのか-騎馬民族征服説-
くろがねの時代-弁辰の鉄-
神にささげる形代-神まつりの遺跡-
今来の技術と文化-新しい文化の波-
火山灰に埋もれた村-村と豪族の館-
小さな区画の水田-水田と畑-
石人・石馬の語るもの-激動の六世紀-
東国の人物埴輪-埴輪群像の表現するもの-
壁画古墳の世界-古墳壁画の解釈学-
藤ノ木古墳の遺物-藤ノ木古墳の語るもの-
もっと知りたい方に〈主要参考文献〉
年表
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